オープンデータで一緒に作ろう
大阪思い出のこしマップ
大阪市立図書館の「思い出のこしプロジェクト」はご存知でしょうか?
大阪市の各区にある図書館が区民の思い出を集めて、補足説明を追加した上で公開し、将来に残していくプロジェクトです。
各区の思い出はプロジェクトのホームページから閲覧出来ますが、閲覧にちょっと手間が掛かるので「大阪思い出のこしマップ」を開発しました。
このマップは OpenStreetMapという、世界中のみんな(企業含む)で共同整備する地図(正確には地理空間データベース)を使用しています。
大阪市にはたくさん図書館がありますが、緯度経度や公式サイト、電話番号、ウィキペディアの説明などはバラバラに管理されている状態です。
アプリからバラバラに点在するデータにアクセスするためには、自分でデータを集めてデータベース化するのが一般的ですが、データを作るのは手間が掛かります。また、他の地域に展開する時も手間が掛かります。
実は、OpenStreetMapは単なる地図では無く、そういったバラバラなデータを繋ぎ合わせる役割を持っており、緯度経度、公式サイト、電話番号、ウィキペディアへのリンクも入力することが出来ます。
今回は、大阪市立図書館のオープンデータと、それらを支える地図もオープンデータ。ウィキペディアの概要説明もオープンデータと、全てがオープンデータで作られているのが特徴です。
大阪思い出のこしマップで、思い出が色んな方に伝われば幸いです。
くさつお宝マップ
大阪では昔の思い出を残しましたが、今の思い出を残すプロジェクトにも関わらせて頂き、残す場所として「くさつお宝マップ」を作りました。
このアプリは草津おみやげラボと共同開発したもので、子どもたちが草津市にある様々な場所で感じたことや、思いついたクイズをその場で記録することが出来ます。もちろん、スマートフォンでも動作します。
こんな感じの告知(下部分の「草津まち探検webマッピング」の方ね)
集合時間を少し過ぎながら、遅れを取り戻そうといそいそと説明開始。
みんなで同じ場所を回っても面白くないので、子供ごとにミッションを用意して、色んな場所を回って貰いました。
「みずのもり」各地を回りながら、思い出やクイズを記録して貰い、最後は広場に集合。子どもたちは、かけっこかるたで遊びました。
最後に成果発表として、参加した感想やクイズの発表会をして終了。
午前中だけのイベントなので、だいたい2時間程度で終わりです。
くさつお宝マップの仕組みは、まずCode for Kusatsuが公開した航空写真を地図代わりとして使い、案内板やモニュメント、石碑など、思い出を残す地物については、OpenStreetMapのデータを利用しています。
そして、イベント準備としてOpenStreetMapへのマッピング(データ登録)は、草津おみやげラボ、Code for Kusatsuの方たちと行いました。
単にオープンデータを作ったり、オープンデータを使ったアプリを作るだけで無く、その地域に住んでいる方たちと一緒にデータを整備し、一緒に活用していくことが出来たら良いなと思っています。
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