初めてのマッピングパーティin福井とOpenStreetMapの活用例

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足羽神社にある枝垂れ桜

11/23に 「福井ウィキペディアタウンin足羽山番外編」~OpenStreetMapで初めてのマッピングin福井~と言うイベントが開催されます。

マッピングパーティですが勉強会の側面が強いので、まち歩きはほどほどにして、ツールの習得や活用などの実践中心になるかな。どちらにしても楽しいイベントにしていきたいなと思います。

これを機に福井でもマッピングパーティが定着して、地域にとって強力な武器としてOpenStreetMapを使って貰ったら良いなと思います。

ちなみに、イベント名に「初めて」とありますが、調べて見ると2012年に数回開かれていますね。当時の方たちは、今どうしているのかな。

鯖江マッピングパーティ
https://atnd.org/events/38272

「地図から始める町おこし」オープンストリートマップセミナー
https://www.facebook.com/events/504868329526087/

おまけとして、OpenStreetMapの活用例を少し紹介してみますね。
あくまで一例&主観が含まれていますが、「自由な地図」ってもの自体、21世紀から始まったものなので、これからも増えていくんだろうな。

古地図と合体したマップ

  • 古地図と今の地図の位置情報を正確に結びつけることが出来るので、古地図でまち歩きしたり、敷地や施設の大きさをで目で見て分かりやすく比較も出来ます。分かりやすく、簡単で、楽しいのが良いですね。

まち歩きに使うマップ

  • イベント参加者に配るマップなどは、デザイン業者に依頼して作るのが一般的ですが、小規模だと予算が無くて難しかったりしますよね。
    スマホが苦手な方も居るので、地図を好きに切り貼りして、印刷して自由に配れるのはOpenStreetMapだけ。簡単に無料で出来ます。
ウィキペディアタウン in さかい向けに作ったまち歩きマップ

また、単に無料なだけで無く、イベント内容にあった地図を作ることが出来るので、イベント進行の役に立ち、参加者もより楽しめると思います。

災害支援に使うマップ

2014年、伊豆大島が台風の被害を受けた際、災害現場の情報をOpenStreetMapに描いて現地の方たちに伝えることが出来ました。

伊豆大島支援マッピングチーム
https://www.facebook.com/groups/401245176622400/

伊豆大島台風26号被災状況マップ
https://izuoshima26.crowdmap.com/

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伊豆大島観光協会に張り出された地図(facebookより)

こういった災害情報を現場レベルで誰でも自由に地図で共有出来るのはOpenStreetMapの特徴。大きな災害だと国や企業が特例として色んな情報を出してくれますが、そうでない場合(地元にとっては深刻)は自分たちで情報を集めてシェアする必要がありますよね。

以下サイトのように地元の方たちで情報をシェアしています。

平成30年北海道胆振東部地震支援マップ
https://shien.sosmap.jp/hokkaido2018/

まびケア
https://mabi-care.com/

岸和田の通行止めマップ
http://blog.livedoor.jp/sensyu_od_gis/archives/4545791.html

しかし、災害支援に使えると言っても、OpenStreetMapはそもそも地図が不十分な場所(あまり描かれていない場所)がたくさんあります。

災害が発生してから地図を描き出しては遅いので、普段からマッピングする文化が定着してくると、イザと言う時に威力を発揮すると思います。

グッズ制作に使うマップ

自由に使える地図なので、アイデア次第で色んなグッズが作れます。

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地図を印刷したブックカバー。この程度なら10分で作れます。

ブックカバー、コースター、帽子やTシャツなど、色んなグッズが作られています。OpenStreetMapは自由な地図なので、商用利用も問題無し。どんどん作って儲けちゃいましょう!もちろん、タダで配ってもOK。

お店やイベントのフライヤーなどに地図を使って配るのもいいですよね。
私も名刺に西日本の地図をモノクロ印刷して使わせて貰ってます。

地域を記憶するマップ

OpenStreetMapは、地図の編集履歴を全て保存しています。
そのため、ある店舗が閉店したとして、その情報を削除したとしても、前日の情報を読み出せば、その店舗は存在しています。道路も建物も同じで変更履歴が残っているので、日付指定してデータをダウンロードすればその時の地図を読むことが出来ます。

少し残念なのは、ダウンロードしたデータから地図を作るツールが技術者向けなので、誰でも簡単と言う訳では無い点です。これについては、誰か簡単に使えるツールを作ってくれないかなー(自分で作れと)

一応、以下のサイトで2007年との比較が出来ます(極一部の地域のみ)

OSM Then And Now
https://mvexel.github.io/thenandnow/#17/51.49334/11.97478

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画面の左半分が2007年当時の地図、右半分が現在の地図

と、色々事例を挙げたけど、他にもマラソン大会でランナーの位置情報を知らせるマップウィキペディアとの連携などキリがありません。お子さんがいる家庭では通学路の地図を作って学校に提出したとか。

もちろん、GIS(地理情報システム)と呼ばれる、様々な情報を地図で表現し、集計・分析するシステムでもOpenStreetMapは使われています。
※Webサイトで初心者も使いやすい例として、RESASひなたGISなど

他にもポケモンGoの地図にも使われていますが、大事なことは地元の方たちが地図を描く文化や習慣を持つことと考えています。

20世紀までは専門家だけが描く物だった地図。今は誰でも地図を描けるからと言って、何の見返りも喜びもなく地図を描くのは一部の方たちだけと思います。様々な地域活動を支える基礎情報として認知され、みんなで自由な地図を描いていく世界になって欲しいなと思います。

OpenStreetMapは「地図版のWikipedia」と呼ばれているように、地域情報を「地図」と「記事」でオープンデータとして情報発信していくことが、地域の魅力を発見・発信する大事な活動になるんじゃないかな。

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