図書館年表マップを公開しました

K.Sakanoshita
Nov 26, 2021

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「図書館」(仮称)リ・デザイン会議の「年表班」がコツコツと図書館関連の年表を作成させています。

その成果が「年表 Ver.2021」として公開されています(CSV、ODS、EXCEL形式)。オープンデータ(CC0)で5000件以上あるのは圧巻です。

そして、その年表データを地図で閲覧する「図書館年表マップ」を開発しました。地図で見ると場所をイメージしやすく楽しいと思います。

【図書館年表マップ】
https://armd-02.github.io/library_chronology/

図書館年表マップ(日本広域)

県立/府立図書館(または国会図書館)にピンを立てて、クリックするとその場所に関係する年表が表示されます(日本全体なら国会図書館)。

また、画面左上のリストを開くと、年表を上から順に進みながら地図を移動するモードに切り替わります。アニメーションをお楽しみください。

そして、この地図をズームイン(ズームレベル11以上)すると、市立/町立図書館が表示される仕組みです。日本広域をカバーしているので、みなさんお住まいの地域にある図書館を探してみてください。

こういったWebサイトは一見簡単に作れるように思えますが、実は意外と難しい。それは「自由に使える図書館データ」がほとんど無い点です。

図書館及び関連組織のための国際標準識別子(ISIL)のような、目的に合わせた個々のデータはあるけど、例えばWebサイトや緯度経度、建物の形や入口、スロープなどのバリアフリー情報までは含まれていません。

ベテランGISエンジニアなら、様々なデータを世界中のサイトや関係者からデータを集めて立派な地図を作れると思いますが、誰でもオープンに使えるデータが充実すれば、もっと活用の幅が広まると思います。

そして、今回使わせて頂いた図書館データは「OpenStreetMap」です。世界中のみんな(個人だけで無くビジネス含む)で地図の維持コストを分担することでオープンデータとして提供する新しいプロジェクトです。

また、OpenStreetMapの図書館データとリンクしたWikipediaの記事(概要部分)を自動取得して表示する仕組みも組み込んでいます。こういった連携が出来るのは、日々地図や記事を編集されている方のお陰です。

まだまだ情報が不足しているし、古い情報もあるけど、ここまで来ただけで素晴らしいと思います。もっと活用の幅を広めて行けたらいいな。

地図や記事の編集に興味を持たれた方は、以下のサイトをお読み下さい。

この投稿は 以下のアドベントカレンダー2021として登録されています。

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