一部のInstragramアプリに「地図」機能が提供されています。

地図はOpenStreetMapだけど、単に「OpenStreetMapの活用事例が増えた。わーい!」って話じゃないね。これ。

地図上でInstagramの投稿を見つけられる。背景地図はOpenStreetMap

グローバル and 新興企業を中心に、オープンソース/データを基盤にしたサービス開発が「世界では」ごく当たり前になっています。

考えてみたら当然で、サービスを提供するのに地図まで自前で用意するのは馬鹿らしい。でも、他社の地図だとコストが高いし、必要なデータが提供されない or 変化する(=サービス停止リスク)も考えられる。

となると、既存のオープンデータを活用し、他社/他組織と共同管理しつつ、リスク対策とコスト削減する方が「まだマシ」だと判断するのも当然なことかと思います。

また、日本国内だけなら、何処かの会社と契約してデータを調達すれば良いけど、Instagramのように全世界が相手だと規模が大きすぎて調達先が限られるしね。

と言うことで、グローバル企業から先にOpenStreetMapへの移行が始まっていますが、国内のデータ品質を改善しないと「日本では使いにくいサービス」になる恐れがあります(多分、そうなる)。

そして、こういった地殻変動が起きていることをITや経済の専門家は知っているのかと言えば、私の調べる範囲では怪しい感じ(小さな話と判断している節がある)。

もう、日本が経済的に裕福な時代は終わったのに、いつまでも自前主義&ブランド志向でいると、調達コストが高くなってジリ貧(利益が減る)になっていくと。
※国内企業はGoogle Mapsの利用料を何千億支払っているんだろうねー。

そんな訳で、単に「オープンデータは素晴らしい」とかそんなレベルの話では無く、国内におけるサービス品質を維持するためのコスト削減とリスク対策としてのオープンデータ推進も必要なんじゃないかと本気で思います。

参考情報

InstagramとGoogle Mapsの戦いについての記事なのでInstagramの背景地図(OpenStreetMap)が出ないのは分かる。ただ、背景地図が貧弱だと、日本では使いにくいサービスになっていく可能性がある。

オープンソースの利用が「当たり前」という調査結果。これらのオープンソースソフトウェアの多言語対応が甘いと、日本国内でのサービス品質に影響が出るよね(日本語版が出せない理由にも十分なり得る)。

そして、ここまで普及したオープンソース/データのメンテナンスは、一部の有志によるボランティア(特に日本国内。もちろん自腹で)に支えられているのが現状。

まずは、世界がこんな構造に変化していることを知らして、「ごん、お前だったのか」と気づく人を増やす(特に非開発者の一般人)のが本当に必要なことだと思います。









K.Sakanoshita

オープンデータ関連の活動、Tips、備忘録など。Facebook https://www.facebook.com/K.Sakanoshita / Connpass https://countries-romantic.connpass.com/

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